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Oblivion 第023話 死を呼ぶ絵筆 

宿屋「ロクシー」の件を片付けた私は、その足でシェイディンハルへ向かった。
さて、何か面白そうな話は無いものか・・・
(この頃、ジョフリーからの依頼など眼中になかった・・・のはココだけの話)
私が興味を持ったのはサイサンダス家で起こった失踪事件である。
婦人のティヴェラによると、主人のライス氏が突然姿を消したらしい。
ライス・・・ライス・ライサンダス。どこかで聞き覚えのある名前だ・・・
そうだ、思い出した。このシロディールで最高の画家と言われているライス・ライサンダス氏だ。
その高名な画家が消えた・・・ちょっとは面白くなりそう。

「ライスは誰にも邪魔されないように、自分のアトリエに鍵をかけて絵を描く事を好みますの」
「大抵は夕食をとる時と睡眠を取る時は出て参ります。でも2日前は一向に出てきませんでした。最初は私も心配していなかったんですの。時々そういう事もございますから」
「けれど丸1日たっても出てこないので、非常時だけ使うようにと言われている鍵でアトリエに入りました。すると中には主人の姿が無かったのです!」
なるほど、密室からの失踪という事か・・・
婦人からアトリエの鍵を受け取り、問題の部屋へ向かった。

そこはごく普通のアトリエだった。
部屋中に絵が無造作に置かれている。机の上には絵筆やパレットが散乱している。
真っ先に調べてみたのは壁や床、それに天井だ。どこかに隠し扉でもないものかと・・・
しかし、どこにもそれらしいものは見つからなかった。一体何処に消えたのだ、と思案していると一枚の絵が目に入った。
それはごく普通の風景画である。しかし何か奇妙な違和感を感じる絵である。
その絵を調べようと手を伸ばすと・・・



ここは何処だ? なんで森の中に居るのだ?
確かライサンダス家のアトリエで、風景画を調べようとしていたはずだ・・・

近くの木の陰から男が現れると話し掛けて来た。
「君は一体何処から来たんだ? 見たところ『本物』のようだが。そうか、『外』から来たんだな! ああ、ついに助けが来たぞ!」この男がライス氏だと直感した。
「味方に会えたのはこの上なく嬉しいが、実は悪い知らせを伝えねばならん・・・」

彼の話をまとめると・・・
・アトリエにいると、黒い服を着たボズマーが近づいてきて気絶させられた。
・気が付くと、アトリエの扉は鍵がかかったままで、ライス氏の絵筆が無くなっていた。
・その時に一枚の絵が目に付いた。
・その絵の中に、自分が描いた覚えのないものが描かれていた。ヘタクソなトロールのような何かだと思われる。
・そのヘタクソな何かが、襲い掛かってきた。
・あのボズマーは絵の中に飛び込み、【真画の絵筆】を使って自分の身を守る為に、あのヘタクソな用心棒を描き出したに違いない。いくつか意味不明な部分があるのだが・・・その【真画の絵筆】とは?
「あの絵筆は数年前に、396年のアルネシア戦争で戦った芸術家の所持品から見つかった」
その画家は戦争中に負傷して、両腕が使えなくなったそうだ。だが、絵を描く事を諦めきれず、自分の信奉する女神ディベラに祈願した。女神はその願いを聞き、彼に絵筆を授けた。絵筆の穂はディベラ自信の髪で編まれたと言われているそうだ。
その画家というのがライス氏の父親で、今は亡き父親から譲り受けた、という訳である。
絵筆の由来はわかった。しかし神から授けられたからには只の絵筆ではないのだろう。その疑問をライス氏にぶつけてみる。
「その絵筆を使えば、絵の中に入り込んで絵を描く事ができるのだ」
は?
「絵筆の力で入口を開くと、中でいろいろなものを実物大で描く事ができる」
なんと!
「絵を描くには絵筆を持って、頭に思い描くだけでいい」
なるほど。だからライス氏の描く風景画は非常に緻密なのか・・・納得だ。

で、この絵の中から脱出するには【真画の絵筆】が必要という事か。
「あのボズマーは自分が描いたトロールに殺されてしまったようだ」
「今やバケモノ共は森中をうろついている。わしの描きかけていた場所にもいるはずだ。ボズマーの死体もそこにある」
それが先程の悪い知らせというやつか・・・
「わしは戦士ではないので手伝う事はできんが、このテレビン油を持っていってくれ。役立つかもしれん」
あのトロールはあくまでも絵。それならこの溶剤で薄めてしまえば・・・か。
そうして、この絵の世界でボズマーの死体探しを始めた。


こいつら、ただのトロールじゃない!
耐久力が高い上に再生能力も持っているお陰で非常にやっかいだ。
テレビン油は6個しか貰っていない。万が一を考えて少しは残しておかなければならない。
そこで、奴らが登ってこれない高台から魔法で狙撃する方法をとった。少々時間がかかるが、ブレトンの魔法力をもってすれば倒すことはできる。
高台から高台へ移動して、目的の死体を捜す。

ボズマーの死体は森の外れ、砂漠との境界にあった。
周囲にトロールの居ない事を確認すると、素早く死体を漁る。
あった! 何処かに落しているとか、余計な事を想定していたが見つかって良かった。後はライス氏に絵筆を返せば、絵の世界から出られるだろう。


無事にライス氏に絵筆を返し、彼の描いた扉を通って元の世界に戻る事ができた。
その際、「扉が完成したら君が先に出るんだ、でなければここに一生閉じ込められてしまう」などと物騒な会話もあったが・・・
彼からは友情の証として【器用さのエプロン】を頂く。
それから、この絵筆の事は秘密にしてほしいという申し出があったが、私が快諾した事は言うまでもないだろう。


第三紀 433年 降霜の月 22日
クエスト【死を呼ぶ絵筆】 完了

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